2022年5月22日(日)東京・新宿FACEにて、今年もアマチュア最強を決める『アマチュア打撃格闘技 – JAPAN CUP2022』が開催された。
今大会は、小学生までを中心とする第1部、中学生以上を中心とする第2部に分けて行われ、関西選抜選手、関東選抜選手などが激突した。
特に、第2部の『JAPAN CUP』は、熱戦に次ぐ熱戦となった。
-55kg(一般部)13人参加のトーナメントは、何ともドラマチックで残酷な結末が待っていた。
1回戦、伊藤琉之助(EXARES)が圧巻の右ストレートでダウンを奪い、判定勝利。14オンスグローブ装着にも関わらず、相手を吹っ飛ばす破壊力を見せつけた。勢いに乗る伊藤は、自慢の右ストレートや当て感の良さを活かして、決勝へ駒を進めた。
決勝で対するは、小野祥平(TARGET SHIBUYA)。小野は1回戦、狙い済ました右ハイキックでKO勝ち、準決勝は判定勝利で決勝に進出、こちらも会場を沸かせて、勝ち上がってきた。
試合が始まると、伊藤がスピードのあるフックやストレート、前後のステップで先手を取る。小野はヒザ蹴りを中心に対抗するも、後手に回ってしまい、押され気味。だが、伊藤が勢いに乗りパンチを放ったところで、小野が起死回生の右ストレート一閃。この一撃に、伊藤は仰向けになり、動くことは出来ず。
小野が逆転KOでトーナメントを制覇し、絶大なインパクトを残した。
-60kg(一般部)では、名門・チームドラゴン所属の山口叶和がワンデートーナメントを制した。
決勝で。山口は秋山任成(Bring it On)と対戦。パワフルなパンチで攻め続ける秋山に苦戦するも、延長戦にも渡る死闘をフックやヒザ蹴りで、押し切って制した。(延長判定3-0)
-65kg(一般部)では、1回戦を右ストレートでKO勝利で突破、準決勝&決勝は盤石の試合運びで、判定勝ちした近藤大晟(及川道場)が実力を見せての優勝。
-70kg(一般部)では、吉村悠(Team +1)が自慢の強打を奮い、決勝で1-2の接戦を制して、トーナメントを制覇した。
また、参戦選手と同門のプロファイターたちが、セコンドに付く様子も見受けられた。RISEスーパーライト級王者・山田洸誓、ライト級王者・直樹の姿もあった。直樹は、セコンドで誰よりも大きな声で声援を熱心に声援を送った。
RISE賞のプレゼンターとしては、RISEの”美脚炸裂シンデレラ”AKARIも登場し、会場を盛り上げた。
全体として、ハイレベルかつ見応えのある試合が並んだ今大会。ここから、未来のチャンピオンが出てくる可能性が高いだろう。