Stand up 実行委員会
「Stand upプロフェッショナル vol.21 King of Rookie 2023」
2023年11月12日(日)東京・ゴールドジムサウス東京ANNEX
▼第4試合 King of Rookie2023新人王決勝戦 -57.5kg契約 3分3R延長1R
〇門脇碧泉(正道会館戸田道場)
判定3-0 ※29-28、29-27、30-27
Stand upアマチュア全日本大会2022-60Kg級優勝でプロ2戦2勝の門脇と、JAPAN CUP2023-60Kg優勝で1戦1勝の歩希の一戦。
1R、ローを出しながら距離を詰める歩希に、門脇は左ハイ、前蹴りとスピードある足技。門脇は右ロー、左フック、左ミドルと強打を当て、歩希もパンチ連打を返し引かない。門脇は強烈な右ストレートをヒットさせ一気に連打を仕掛けてダウンを奪う。
2R、門脇は後ろ蹴り、左ハイ、前蹴りと多彩な技をヒット。お互いに攻撃を当てては組み付く展開も多くなり注意が入る。歩希はパンチ連打も、門脇もパンチを返していく。終盤には門脇が豪快なバックブローを見せ会場がどよめく。
3R、パンチの歩希に、門脇は左ミドル、大振りのパンチを見せていく。お互いに一発を放っては組み付く展開も増える中、歩希は大振りのパンチ連打。門脇もカウンターの右ストレートを合わせる。手数の減った門脇に、歩希はパンチをまとめていくが時間切れ。ダウンを奪った門脇が判定勝ち。新人王に輝いた門脇は「プロ3戦目でベルトを巻く機会を与えていただき感謝してます。これから強くなって大きな団体のベルトを巻いてみんなの前でマイクパフォーマンスできるように頑張ります」とアピールした。
▼第3試合 King of Rookie2023新人王決勝戦 -51.5kg契約 3分3R延長1R
判定0-3 ※29-30、29-30、28-30
〇平山裕翔(TEAM TEPPEN)
5戦3勝2敗の野島と、Stand upアマチュア全日本大会2022-55kg優勝でプロ1戦1勝の平山の一戦。
1R、サウスポーの平山は左ミドル、野嶋はパンチを返すもお互いにすぐに組んでしまう展開が続く。2R、平山は右ロー、テンカオ、野嶋はパンチ連打。このラウンドもお互いに慎重になってしまったか、一発を出しては組む展開が多い。3R、パンチ勝負の野嶋に、平山は左ロー。左ストレートを当てる平山は組んではヒザ。野嶋も右ストレート、平山は左ミドルを当てるがまたしても組む展開が目立つ。終盤に平山が左ストレートをヒットさせ、最後に打ち合ったところで試合終了。判定で平山が勝利し、新人王に輝いた。マイクを握った平山は「このトーナメントに向けてたくさんの人に支えられて、ベルトを獲ることができました。このベルトが獲れて凄く嬉しいのですが、自分の目標はRISEのベルトを獲るです。今のままでは獲れないのでいつか自分を応援してくれる仲間とRISEのベルトを獲れるように頑張るのでTEAM TEPPENを応援して下さい」とあいさつした。
▼第2試合 King of Rookie2023新人王決定戦1回戦 -53kg契約 3分3R延長1R
KO 3R45秒
〇酒寄珠璃(ドージョー⭐︎シャカリキ)
Stand upアマチュアなどで実績を積んできたプロ戦績3戦1勝(1KO)1敗1分の相沢と、新空手道交流大会K-2軽軽量級優勝、プロ4戦2勝2敗の酒寄の一戦。
1R、開始早々から相沢が距離を詰めて左右フック。酒寄はロープ際に詰められるも連打を返していく。勢いに乗る相沢は手数で前進し、酒寄は下がりながらも右ロー。酒寄は組んで投げ飛ばす行為で注意が入る。勢いに乗る相沢はパンチ連打からヒザ。打ち合いに行くと、酒寄は右ストレートでダウンを奪った。
2R、酒寄はローブローを放ってしまい一時試合中断。再開すると、相沢はパンチを出しながらプレッシャーを強め追い込むと、酒寄も左ジャブ、右ストレートと強い攻撃を返す。右ストレートをヒットさせた相沢がコーナーに詰めて連打をみせると、酒寄も退かずにパンチを返す。
3R、左ジャブから右ストレートとKO狙いで一気に攻める酒寄はロープ際に詰めてダウンを奪う。チャンスと見た酒寄はさらに連打を見せてKO勝ち。今大会のMVPにも輝いた。
▼第1試合 -51.5kg契約 3分3R
△新井昂弥(Ten Clover Gym)
ドロー 判定1-0 ※29-28、29-29、29-29
△古波蔵信人(赤雲會)
5戦1勝3敗1分の新井と2戦1勝(1KO)1敗の古波蔵の一戦。
1R、新井がガードを固めながらプレスをかけるのに対し、古波蔵は周りながら左右ロー、右フックを散らす。新井は左ジャブ、古波蔵は動き続けながら攻撃を当てる。新井は接近戦でテンカオを突き刺し追い込むと、古波蔵は下がりながらパンチを返す。
2R、新井は前蹴り、ミドルを当てながら徐々に手数を増やし、接近戦ではテンカオを突き刺す。古波蔵は一気に距離を詰めてパンチ連打につないでいく。
3R、身長で上回る新井は前蹴りで距離を取り、右ハイ、接近戦ではヒザ。構わず古波蔵はパンチを振り回していくが、新井はブロックし組み付くなどで被弾を許さず。距離を取る新井はテンカオと右ミドル、古波蔵はパンチ連打で前に出る。判定決着となり、新井に一票入るも、ジャッジ二者はドローでこの一戦は引き分けに終わった。