Stand up実行委員会
「Stand up vol.12 – King of Rookie2022 1回戦 -」
若手育成を目的に寺戸伸近がゼネラルマネージャーを務めるキックボクシング交流大会『Stand up』。昨年、大いに盛り上がりを見せた新人王トーナメント『Stand up King of Rookie』を今年は7階級(-51.5kg、-55kg、-57.5kg、-60kg、-63kg、-65kg、-67.5kg)で実施。
各階級の参加人数は4人で、7月24日と9月18日の二大会に分けて一回戦、10月23日と12月4日に決勝戦を行う。
ルールは、ヒジなし・掴んでからの攻撃は1回の点はRISEルールと同じとなり、新人王になった選手は優先的にRISEランキング入り。他、ビッグマッチ出場の優先権を得る。
▼第4試合 King of Rookie 1回戦 -65kg級契約 3分3R延長1R
●若林澪生(チームオノリュウ)
判定0-3 ※28‐30、27-30、27-30
〇陽勇(全真会館)
Stand upアマチュアAクラス優勝でプロ2戦2勝の若林と、JFKO第7回(2022)全日本空手道選手権大会の軽中量級優勝の実績を持つ陽勇(本名:岩多陽勇)の一戦。陽勇は今回がプロデビュー戦となった。
1R、サウスポー構えの左ストレートでプレッシャーをかける陽勇はバックスピンキックからの左ハイでダウンを奪う。若林はワンツー連打で右ミドルと反撃に出るが、勢いに乗る陽勇に押される。
2R、左ストレート、左ミドル主体の陽勇が主導権を握り、若林は鼻血を出しながらも前に出る。3R、変わらず左ハイ、左ストレートでペースを握る陽勇に対し、若林は強引に詰めて右ミドル、右ハイと巻き返しを狙う。手数の減った陽勇だが、左ハイ、飛びヒザと最後まで攻めフルマークの判定勝ちした。
▼第3試合 King of Rookie 1回戦 -60kg級契約 3分3R延長1R
●杉山豪毅(TARGET SHIBUYA)
判定0-3 ※27‐30、26-30、26-30
〇塩川琉斗(TOP STAR GYM)
4戦2勝(1KO)2敗の杉山と3戦3敗の塩川の一戦。左ミドル主体の塩川に、杉山はワンツーで飛び込む。177㎝と長身の塩川はリーチのある攻撃を見せ左ストレートでダウンを奪取。立ち上がる杉山に、塩川は顔面前蹴り、テンカオで追い込む。
2R、前に出続ける杉山に、塩川はテンカオ、前蹴り、左ミドルとテンポよく攻撃を当て主導権を握る。3Rも逆転狙いの杉山に。塩川はテンカオ、左ストレートと左ミドルと攻撃を当て譲らない。ダウンを取った塩川が判定勝ちで初勝利を収めた。
▼第2試合 King of Rookie 1回戦 -65kg級契約 3分3R延長1R
〇野口紘志(橋本プレボ)
判定3‐0 ※30-28、29‐27、29-27
●ヤン・マイケル(ルーマニア/ウエストスポーツジム)
4戦2勝(2KO)2敗の野口と3戦1勝(1KO)2敗のヤンの一戦。1Rからお互いに大振りの右フックを交錯させるなど激しい打ち合い。野口がプレッシャーをかけ、ヤンが下がりながらもワンツー。野口もパンチの連打を返しお互いに一歩も退かない。3R、野口がテンカオで削っていき、パンチにつなぐ。野口の連打を浴びたところでヤンにスタンディングダウンが入る。納得いかない表情のヤンは野口のパンチを浴びても前に出るタフネスぶりでポイントを取り戻しにいくも時間切れ。野口が判定勝ちした。
▼第1試合 King of Rookie 1回戦 -55kg級契約 3分3R延長1R
〇竹内龍馬(新宿レフティージム)
TKO 1R2分59秒 ※レフェリーストップ
●大澤匡弘(STRIKEsGYM)
Stand upアマチュアAクラス優勝の実績を持つ、今回がプロデビュー戦の竹内と、10戦4勝4敗2分の大澤の一戦。
1R、大澤は左ミドル、左ストレート。竹内は接近戦で右ストレートをクリーンヒットさせダウンを奪う。さらにパンチでカットにも成功し、出血の激しい大澤にドクターチェックが入った。再開後、打ち合いで大澤の流血が再び激しくなり、レフェリーストップ。竹内がTKO勝ちし、MVPも獲得した。